心を満たす住みごこちのいい家
家づくりのきっかけ
住まいも子どもの成長や親世代の高齢化、家族構成の変化など時が経つにつれて使い勝手が
悪くなることがあります。そんな暮らし方の変化に対応するため住み慣れたわが家の面影を残し
つつ、機能性や利便性を高めるためA様ご家族は住まいのまるごとリフォームを試みました。
広く、使いやすく
リフォームにあたり全体的に細かく区切られ閉塞感のあった間取りを再考し「広さを感じさせる
工夫」を取り入れています。
2階はキッチン横北側の洗面室・浴室を東側の廊下へと移動し水まわりを一箇所にまとめました。
またDKと和室ひと部屋を一体化し食品庫の設置や対面式のシステムキッチンに変えることで
広々とした空間と家事の効率化を実現しています。
LDKに隣接する既存の和室は天井、壁紙、襖の張替え、畳の入れ替えなど新たに手を加え、
引き戸を開ければ間仕切りのない広々としたリビングに。
3階は今回のリフォームをきっかけに同居する息子さんとご両親の居室スペース。こちらも3部屋
から2部屋に減らし各部屋の広さを調節しました。また収納は押入れから部屋の雰囲気に合わせ
た造り付け収納に変更し限られた空間を有効活用しています。
懸案だった雨漏りは原因である屋根やバルコニーを改修、外壁や玄関ドアも新たに一新し家族が
安心して快適に過ごせる住まいへと再生されました。
暮らしをより便利に
北側に洗面室・浴室、東側の廊下にトイレが設置されていた水まわり。今回のリフォームでは別々
の動線上にあった水まわりを東側の廊下に集約、横並びに配置し動線を短くしました。また家族
みんながくつろげ、快適に使えるようにさまざまな機能を搭載した設備を採用。内装もリフレッシュ
して新たな空間へと生まれ変わりました。
明るい印象の外観へ
築年数が経過した旧家では、屋根材の劣化が原因で雨漏りが発生。そこで錆びが発生した折板葺き
屋根は、既存の折板屋根にガルバリウム剛板の折板屋根を重ね葺きすることで改修し、外壁も新たに
白をベースに明るい外壁材に張替えリニューアルしました。
Before
設計:大谷建築
施工:大谷建築