時を紡ぐ家

家づくりのきっかけ

ここは、今は亡きご両親と妹さんと暮した思い出の詰まった場所。しかし、長い月日の中で住まいは老朽化し
暮らしの不便さを感じるようになったそうです。しかし、接道問題などの法的要因から新しく建て替えることが
できないため、カタチはそのままにしっかりと補強し暮らしやすいスタイルへと変化させることになりました。

暮らしの新しいカタチを創る

暮し慣れた住まいでいつまでも快適に過ごすためには、これから先のことを考えて先読みする設計も必要です。
１階で過ごすことの多いＹ様の場合、生活動線を考慮した結果、短い距離で移動しやすいようにとキッチンや水回り
であるお風呂やトイレなどを一直線に並べ、スムーズな動きができるようコンパクトに配置しました。
こうして取り入れた「体にやさしい」間取りは、日々の生活負担を軽減させてくれます。

またリビング横の主寝室は、ベッドで寝起きできるように畳からフローリングへと変更。掃除もしやすく明るい日差し
が差し込む部屋でのんびり寛ぐのが楽しみだそうです。

２階へと続く階段には手摺りを設け、物入れとして活用されていた部屋を壁紙や襖を張替え、畳やフローリングを
新しく取り替えることでお客様が来客されてもいつでも活用できるようになりました。

暮しの新しいカタチを創ることは、いつまでも快適に住み継いでいくことにも繋がってきます。
これからも家族の思い出とともにＹ様が時を紡いでいく、そんな住まいが完成しました。

こだわり見つけた！

生まれ変わったキッチン

以前の間取りは細かく部屋を間仕切っていたため、各部屋が狭く冷蔵庫がキッチン前をふさぐなど家事
動線の不便さがあったＹ様邸。今回リフォームにあたり間仕切りを取り除きキッチンとリビングをひとつの
大きな空間へと変化させました。

リフォーム前のキッチンは、手狭で収納も少なく使い勝手が悪いため苦労も多かったと語られるＹ様。
そこで、収納力のあるシステムキッチンを採用。収納場所をなくし、ものであふれていたキッチンまわりも
これですっきりと片付けることができるようになりました。

内装は白い壁紙に張替え、天井は既存の天井を剥がして見出し梁を見せることで空間に広がりをもたせています。