のびやかに暮らす家

家づくりのきっかけ

土地探しから始まり、時間をかけながらお気に入りの土地を見つけられたＢ様ご夫婦。購入したのは、
一軒家付の土地でしたが新たな住まいとなるべく既存の建物は取り壊し、ここに子どもたちの健やか
な成長を育み、家族にとって暮らしやすい住まいを建てられました。

開放感を楽しむ日々

 「開放的な空間」という要望から生まれた、間仕切りのない約２４帖もの広さがあるＬＤＫ。天井は屋根
の傾斜を利用した吹き抜けを設け、木組みの構造表し仕上げで温かみをプラスしています。また建物の
２楷にＬＤＫを配置したことにより南面に大きく取った窓からは、陽光がたっぷりと降り注ぎ明るさが部屋
全体に広がります。

キッチンは家族とのコミュニケーションを楽しみながら料理ができる対面式キッチン。部屋全体を見渡す
ことができ、大きな窓があるので視線が抜けて開放的です。キッチンと背面のカップボードは色合いを
同じにして統一、背面に収納があることでサッと片付けられいつもスッキリとした印象を与えてくれます。

内装は、白い壁と深みのあるアメリカンウォルナットの床が落ち着きのある空間を演出、Ｂ様こだわりの
間接照明が部屋をやさしく包みこんでいます。

また主寝室や子ども部屋などプライベートゾーンを１階に分離させたため、ゲストを気兼ねなく招き入れ
ることも可能に。こうして明るさ、開放感、風通しのいい住空間がのびやかに家族と仲良くつろいで暮ら
せる住まいを実現させました。

 白と黒のコントラスト

白と黒のコントラストを効かせたカラーコーディネートが安定感の中に個性を感じさせるＢ様邸の外観。
外構は、道路からの視線をずらすように玄関前にだけ白い塀を設置しました。玄関の扉を開けると、
広々としたホールがお出迎え。磁器タイル張りの土間と木目素材の温かみが穏やかな空間を演出
しています。大型の靴収納には、家族４人分の靴のほか傘や玄関まわりで使うものをまとめて収納
できるほか、ワンプッシュで開閉できるので使いやすさはもちろん見た目もスタイリッシュです。

サニタリー空間

サニタリーは２階にまとめ、効率的な家事動線と収納のほか脱衣スペースとしてのゆとりなどを兼ね備
えました。またインテリア性にもこだわり、シックな黒をワンポイントとしてバスルームや洗面台に配色し
ています。１階のプライベート空間にも、各部屋のある廊下に洗面台を配置。朝の身支度などもさっとこ
なせる嬉しいスペースになりました。

 暮らしを楽しむゆとり空間

主寝室は白を基調にワンポイント上品なクロスを使用することで洗練された癒しの間に。壁一面に設けた大
型のクローゼットには、ご夫婦の衣類など余裕をもって収納できます。主寝室や子ども部屋ともに収納が豊
富で、ロフトへとつながる固定階段を上るともうひとつの部屋「ゆとりの間」が広がるのも特徴です。
子どもの成長とともに、ものが増えても困らないことや趣味の場所として、子どもたちの楽しい遊び場として
も活躍できるなど多様に暮らしを楽しめる空間になりました。

設計：大谷建築
施工：大谷建築