こだわり物語
これまでに建てた、こだわりの家ご紹介

人と自然が心地よくつながる広縁のある家 -「縁家」

人と自然が心地よくつながる広縁のある家 -「縁家」

家づくりのきっかけ

百年以上にわたり継承されてきた伝統的な日本家屋のⅠ様邸。経年による傷みや生活様式の変化
に伴う使いにくさなどから、新たに暮らしに寄り添う和みの住まいを建てられました。

暮らしやすい間取りで「これから」を愉しむ

平屋建ての特徴を活かしたコンパクトな家事動線は使い勝手のよさを実現し、床面積を最大限活用する
ことで充実した収納を確保しています。また身体に負荷をかけないバリアフリー設計が様々な「かたち」で
快適な暮らしを支えています。

慣れ親しんだ住まいの面影を残しているのが、伝統構法の息づく真壁づくりの和室。あらわしとなった桧柱、
和紙の質感が美しい障子や襖、青々とした畳、床の間や広縁のある本格的な和室は、凛とした印象を持ち
合わせながらも心地よいぬくもりに溢れています。

庭に向かって大きく開かれた住まいの内と外をつなぐ広縁は光や風、四季折々の自然とゆるやかにつながり
ときには家族や友人との交流の場としてご夫婦の暮らしに愉しみとくつろぎ与えています。

こうして熟練の技でひとつひとつ丁寧につくり込まれた住まいは、これからも人と人の「縁」を紡ぎ、永く愛され
暮らし継がれていきます。

こだわり見つけた

くつろぎの和空間

障子や襖、畳、床の間、仏間など伝統的な和の意匠を凝らした二間続の和室。その美しい和のしつらえが
心和むひとときを与えてくれます。

南側に面した和室と洋室に設けた広縁は、室内に広がりをもたせ外からの日射を遮る役目があります。
また開口を開け放つと季節の移ろいを感じさせる庭が日常に彩りを添え、訪れた人を軽やかに招き入れる
憩いの場所です。

暮らしを支えるバリアフリー設計

玄関や廊下・トイレ・浴室・洗面脱衣所・洋室などへの手すりの設置、段差の解消、引き戸の採用、廊下幅の
拡張など快適な生活を維持できる機能が充実。
玄関は、立ち座りの動作を補助するL型の手すりを、そして玄関からLDKへと連続的につながるように廊下にも
I型の手すりを設けています。室内ドアは体の動きが少ない引き戸で使いやすさを重視、廊下幅も広げることで
ゆとりを持たせました。 トイレは快適な機能性のほか、広さの確保、手すりの設置など細やかな配慮が施され
ています。

自然に溶け込む落ち着いた佇まい

外観は切妻屋根と縦張りに仕上げた外壁の直線的なラインがすっきりとした印象を与えています。
また二色の落ち着いた色合いが庭に植栽された緑と調和し雰囲気のある佇まいとなりました。

 

 

設計:大谷建築
施工:大谷建築

 

 

 

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