ひだまりブログ

住宅にかかる消費税増税のポイント

2016年4月8日

平成29年4月から消費税率が10%に引き上げられる予定です。消費税率が
引き上げられると、住宅の購入やリフォームを検討されている方にとってどのく
らいの負担が増えるのでしょうか?税率引き上げに伴う資金計画への影響や
増税が適用されるタイミングをまとめてみました。

 消費税率アップのタイミング

  消費税率アップのタイミング

 住宅に関する消費税増税と経過措置

  

① 住宅の引き渡しが平成29年3月31日までに完了すれば8%の税率
   が適用されます。

② 注文住宅の場合、契約から引き渡しまでに長期間かかることから
   平成28年 9月30日までに請負契約が完了した住宅については
   「経過措置」があり、 引き渡しが平成29年4月1日以降であっても
   増税前の8%の税率が適用 されます。

 ③ 平成28年9月30日までに請負契約をした後、仕様の変更や追加
   工事で工事内容を変更をした場合は経過措置の適用はされません。
   このため引き渡しが平成29年4月1日以降となった場合、変更部分
   については10%の税率が適用されます。

 

 リフォームを行う場合

  リフォーム諸費税増税タイミング

リフォームの場合も平成28年9月30日までの請負契約には経過措置が
適用されます。なおリフォームは建替えといった大規模な修繕を除けば
短期間による工事がほとんどですので平成28年9月30日以降の請負
契約でも増税前の平成29年3月31日までに引き渡しが完了すると8%
の税率が適用されます。

リフォームによっては天候等による工期の遅れなども考えられるため、
予算やリフォームプランを決定し余裕をもったスケジュールを組んで 
欲しいと思います。

 消費税アップの影響を受けるもの


消費税アップで影響を受けるのは建物価格だけではありません。住宅購入
の場合は土地の代金には消費税はかかりませんが、土地仲介手数料や
司法書士等への報酬、建物以外の建築工事(土地の造成費・地盤調査・
地盤改良・外構等)、その他諸費用(ローン申込み手数料・引っ越し費用・
家具・家電等)など様々なものが消費税の影響を受けます。リフォームの
場合も設備や資材などの価格が増税によって値上がりし建築費用に反映
されます。

消費税負担額図



 

* 次回は、消費税増税に伴う税負担や家計負担を軽くする制度について
   お話します。住宅ローン減税やすまい給付金、リフォーム減税などを利用
   して少しでも負担を軽減させましょう。

 

 

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