梅雨時のおもてなし

2016年6月19日

降り続く雨におでかけも少し控え目になりがちですが、こんなとき
お家に友人を招いて楽しく団欒のひとときを過ごすのも素敵では
ないでしょうか？
今回はお天気のいい日とは違い、梅雨ならでは遊び心を添えて
大切なお客様をおもてなししてみました。




玄関ホールを彩るのは、白く美しいカサブランカと南天の葉。
白と緑の二色ですが、シンプルなコントラスの配色がお気に
入りです。またカサブランカの甘くかぐわしい香りが訪れた
お客様を優しく包み込み、さっそく会話の話題になりました。


リビングへとつながる階段には、青々としたもみじの葉を。




少しのスペースもギャラリーに変えて。涼やかさを感じさる
金糸と青色の織り糸で織られた模様の帯をタペストリー
として飾りました。丸みを帯びたランプシェードは、イサム
ノグチデザインのＡＫＡRＩ。庭先で摘んできた、草花もガラス
の花器に入れるとアクセントになります。


リビングの一角には、季節感を演出するコーナーを設けて
います。

夏らしくファブリックは、藍色の幾何学模様が特徴の布へ
と変更。


この時期ならではの花、紫陽花。繊細な色調と可憐な姿は
暑さを忘れさせてくれる癒しの花でもありますね。
生け花に使用した草花はすべて、庭先で摘んできたもの。
雨で鑑賞できない花々もこうして飾り梅雨の景色を楽しんで
います。


身近にある小物もディスプレーのポイントに。今回は、手持ち
のガラス製品を並べてみました。赤や青、緑の色彩とガラス
の質感が見た目も涼やか。夏本番になると、うちわや扇子など
を取り入れてみるのもいいですね。






さわやかなテーブルに仕上げるために選んだのは白の食器とガラスの器。
アジアンテイストのランチョンマットとバリで購入したコースターを使用しています。
テーブルの中央には、浅い和食器に南天の葉と涼感たっぷりの浮き玉を添えて
みました。

　　　　　　　
簡単な暮らし支度ですが、お客様との会話のきっかけにもなり心和むひととき
となりました。まだまだ蒸し暑い日が続きますが、少しでも気分を変えることで
この時期を乗り切りたいですね。